経営危機に陥っているスカイヨーロッパは、ウィーン空港への施設使用料の支払いが遅れ、「最終期限」の15日になっても支払いを完了できず、ウィーン空港から地上業務の停止を食らっている。乗客は、スカイヨーロッパが用意したバスでブラティスラバ空港まで向かい、そこから飛行機に乗るという、トンデモナイ事態になっている。挙げ句の果てに、本来ウィーン発となるフライトのブラティスラバへの変更時刻も、8月18日の夜10時半になっても19日の分がインターネットに掲載されないなど、もう、めちゃくちゃだ。
さらにめちゃくちゃなことに、ウィーンからブラティスラバに変更されたフライトも、ほとんど定時運航していない(ブラティスラバ空港のウェブサイト参照)。たとえば、本来はウィーンに22時に到着するはずの、バルセロナ発のNE3123便は、この混乱のためにブラティスラバ到着が23:20となっている。さらに、機材繰りができなくなっているせいであろう、遅れに遅れて、ブラティスラバ着の今日(18日)の実際の時間は02:40である。午前2時半にブラティスラバの空港に降ろされて、どうしろというのだろう?本来の出発時間から1時間半遅れ、それがさらに3時間20分遅れていることになる。
さらに驚いたのは、今日になって「9月1日から来年2月までのウィーン発のフライトは全て40%オフ」セールだそうだ。ウィーンから飛ばせずにブラティスラバに緊急避難して、しかも大幅に遅れを出している会社で、しかも存続そのものも疑問視されているような会社の航空券を、誰が買うのだろう?もはや宝くじ気分で買うしかなさそうだ。
いやはや、末期症状に近いようだ。
[…] 何度か記事にしているスカイヨーロッパの件だが(前の記事)、ついに同社は運航停止の事態に陥った。9月1日のこと。 運航停止を告げるウェブサイトの画面。 […]