日本の首相が訪欧してもまったく報道しなかったドイツ語圏のメディアでさえも、今回の日本の選挙に関してはずいぶん関心が高いようだ。とりあえずオーストリアとドイツの新聞に出ている記事の見出しをいくつか翻訳して紹介しておこう。みんな、なかなか面白い見出しを付けている。なお、以下は、Google Newsで上の方にある記事の見出しを翻訳しただけだ。
- 「記録的な失業率は麻生の最後の望みを打ち砕いた(Rekordarbeitslosigkeit zerstört Asos letzte Hoffnungen)」(DerStandard)(オーストリア)
- 「日本の敏捷な革命家 (Ein wendiger Revolutionär für Japan)」(DerStandard)(オーストリア)
- 「日本は歴史的な左派からの衝撃に直面 (Japan steht vor historischem Linksruck)」 (RP Online) (ドイツ)
- 「東京のケネディーは新しい首相になるか?(Wird Tokios Kennedy der neue Ministerpräsident?)」 (Bild) (ドイツ)
- 「政治的世襲宮廷帝国の終わる時 (Endzeit im Reich der politischen Erbhöfe)」 (DerStandard) (オーストリア)
- 「激震への望み (Hoffen auf ein Erdbeben)」(DieWelt) (ドイツ)
- 「人物像: 鳩山: 無色・カリスマなし (Porträt Hatoyama: Farblos, ohne Charisma)」 (Kölner Stadt-Anzeiger) (ドイツ)
- 「歴史的な政権交代が起こり得る: 今度の選挙は日本を根底から変える得る (Historischer Machtwechsel möglich
Diese Wahl kann Japan von Grund auf verändern)」 (DieWelt) (ドイツ) - 「お別れに『さよなら』を言おう (Sag zum Abschied Sayonara)」(Renische Merkur) (ドイツ)
- 「スーパーマーケットからの政権交代 (Japan: Machtwechsel aus dem Supermarkt)」(DiePresse) (オーストリア)
とまあ、こんな調子だ。みんな割と言いたい放題。ちなみに、今の時間(土曜日13時)に各国のGoogle Newsを開くと、International(国際)ニュースのトップ3の中に日本の選挙が来ていることが多い(ドイツ、フランス、イギリスなど)。
ちなみに、英語版Wikipediaには「Japanese general election, 2009」というページまである。
最後のやついいですね.
「無色・カリスマなし」も言い得て妙で.
そうね、いいタイトルだから最後に置いたんだけど(笑)
結果の方も、一通り報道されていました。
こっちの人で、ドイツ語のニュースを見てる人ならほぼみな知ってるかな。
自民党が40年以上ほぼ政権の座にあった、ということを不思議がる人が多いです。