ロリン・マゼールが自作「Farewell」とブルックナーの交響曲3番を演奏していた。Farewellの方は、熱帯のジャングルの中にでもいるような音の音楽の印象。どこかストラヴィンスキーっぽさを感じたのは私だけではなかったようだ。30分ほどの曲だが、この長さが限界の感じ。ブルックナー3番はよくまとまっていた。第3、4楽章が特によし。マゼールの指揮台の上での元気さは、とても80歳とは思えない。
ゲルギエフは、ロンドン交響楽団をひっさげ、ブラームスのバイオリン協奏曲。ソリストはレオニダス・カヴァコス。最初のうち(特に第1楽章)はなんだかふわふわしていた感じがしたが(特にオーケストラ)、後半はブラームスの曲らしいどっしりした感じになっていった。これは偶然なのか、計算された聴かせる技なのだろうか。後半はストラヴィンスキーのペトルーシュカ。自分が持っているラトルの録音に凄く似ているような・・・(まあそりゃそうなるか)。アンコールの曲が、昔から知っている曲なのに、誰の何なのか思い出せない。
最近、クラシック音楽から少し離れていた気がする。もう少しチャンスを生かしてみよう。来週はバレンボイム(ピアノ。指揮じゃないよ。)、再来週はランラン。来月には Deutsches Symphonie-Orchester Berlinがやってきて、ベートーベンのバイオリン協奏曲をレオニダス・カヴァコスとやるので、行ってみようかしらん。
いつも楽しみに読ませていただいております。
ゲルギエフの1日目のアンコールは
プロコフィエフの「ロメオとジュリア」の有名な行進曲だったと思います。
マゼールのブルックナーは海外公演の後に聴きに行く予定ですが
良かったみたいで、期待できるようですね。
> はっぱ さん、
コメントありがとうございます。
そうでした「ロメオとユリア」の行進曲でした。私が行ったのは2日目の方ですが、同じだったのですね。
ブルックナーは、最初のうちは「だらりん」とした印象でしたが、後半はメリハリがあってよかったです。