世界で最も「生活の質」が高い都市

ウィーンは世界で最も「生活の質」が高い町だそうだ。

ウィーンのトラム乗り場のひとこま

ウィーンのトラム乗り場のひとこま

イギリスのMercerという会社が、Quality of Livingというインデックスを都市ごとに作成して公開している。その2009年版が出ているのだが、それによれば、同社のインデックスで最高位はウィーンだそうだ。昨年の2位から上昇。昨年1位だったチューリヒが2位に後退、というところだ。このインデックスは、政治的・社会的環境、経済的環境、社会的・文化的環境、医療、教育、自然環境、公共サービスと交通、レクリエーション、消費財、住居について各項目を評価して出しているそうな。

3位以下は、ジュネーブ(スイス)、バンクーバー(カナダ)、オークランド(ニュージーランド)と続いて、アジアで最も評価が高いのはシンガポール(26位)、日本の都市で最もランクが高いのは東京は35位で、アメリカのボストンとタイである。

興味深いのは上位10都市中6都市がドイツ語圏(ドイツ・スイスのドイツ語圏・オーストリア)の都市だということ。一方で、イギリスやフランスの都市は少ない。戦災で破壊された旧市街を「元通りに」復元したドレスデンを持ち出すまでもなく、ドイツ語圏の都市は、歴史に重ね塗りするように造りあげられている町が多いから、それもうなずけることだ。

さて、ウィーン。確かに、何処へ行くにも、市内を移動するにも公共交通も自転車も便利だし、様々な食べ物が安価に手にはいるし、水道水の質もきわめて高いし、政治的にも安定していると言えるし、外国人である私にも、きわめて住みやすいところだ。住んでいてストレスの少ない町である。

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